カータウンメカニックです。
今回はエアコン不調のダイハツ ムーヴ(2010年12月~2014年12月)のエアコン修理作業を紹介いたします。
一口にエアコンの不調と言っても原因は様々で、
診断の結果、今回のお車は「エバポレーター」という部分からエアコンガスが漏れているようでしたので、そのエバポレーターの交換をしたいと思います。
まずは冷却水とエアコンガスを抜いておきます。
エバポレーターは室内にある「エアコンユニット」の中にあります。
エアコンユニットはダッシュボードの中の助手席側辺りにあり、基本的にはダッシュボードを外さないとアクセス出来ません。
というわけで早速ダッシュボードの取り外しに掛かります!
配線などダッシュボードにくっついている物や邪魔になるようなものを外しながらダッシュボードを外します。
ダッシュボードが外れたら↑赤い丸の部分のフレームを外します。
外した写真です。
ちなみにこのフレームは衝突時の衝撃を吸収したりする役割があります。
次にエンジンルーム側からの作業です。
向かって正面が室内側です。
周りにある邪魔なものを取り外し、
エアコンの低圧、高圧2本の配管とヒーターのホース(行きと帰り)2本を外します。
あと、ここにもエアコンユニットを固定しているボルトがいくつかあるので外しておきます。
室内に戻ります。
↑赤い丸で囲った部分がエアコンユニットです!
固定のボルト、周りの配線等を外して車から取り外します。
ヒーター側のホースから冷却水が垂れるかもしれないので注意です。
外れたエアコンユニットです。
更にこれを分解してエバポレーターを交換します。
赤い丸の部品がエバポレーター、青い丸が暖房に使用するヒーターコアです。
エバポレーターを取り外すと下に、エアコンガスの漏れを知らせるための蛍光剤というものが付着していました。(↓黄色い液体です)
エバポレータとエアコン配管の繋ぎ目のパッキンも新品に交換し、あとは逆の手順で元に戻していきます。
最後に新しいエアコンガスを充填、最初に抜いた冷却水も入れて動作確認をし完成です!
暑い夏にはかかせないエアコン、これで今年の夏も快適に過ごせそうですね♪