こんにちは。
花岡店メカニック天野です。
今回は、ホンダ・ライフ(GF-JB1 H13年式 13万キロ)の
オイル漏れ修理です。
駐車場の車を停めたあとを見ると、オイルの跡が・・・
心配になって点検にみえたお客様で、点検させていただいたところ、エンジン上側から下側までオイルが垂れています。(T_T)
汚れが酷いので、特定は難しいですが、スパークプラグもオイルが付着しているし、タペットカバーパッキンと、プラグホールパッキンからは確実にきているようです。
もしクランクシールやカムシールからも漏れていると、タイミングベルト脱着(後述)で、大がかりな作業になってしまいます。
とにかく、上側からの漏れを止めようということで、タペットカバー&プラグホールのパッキン交換をすることに。
エンジン上側、ヘッドカバーをはずします。
エアクリーナー、イグニッションコイル、スパークプラグ、他周辺のものをはずしていきます。
スパークプラグもオイルがかなり付着しており、これでは不調の原因となるので、綺麗に清掃しておきました。
これがはずしたヘッドカバーです。
ここについているゴム製のパッキンを交換します。
エンジン側。
かなりスラッジがたまっていますね~
オイル管理は気をつけた方がいいです。
この下側がエンジン・ヘッド。さらにシリンダー・ブロック、オイルパンと続きます。
前述のカムシール、クランクシールの場合、右側に見えるタイミングベルトカバーをはずし、タイミングベルト、プーリーをはずしてようやく現れるので、時間も予算もかかっていまいます。
取り外したパッキン類です。
すっかりゴムが劣化していました。ボルトにつく丸いゴムパッキンが堅くて、はずすのが少々面倒でした。
元通り組み付けます。
綺麗に清掃後、オイルも交換し、エンジンを暖気します。
オイルの漏れがないか確認し、作業終了です。
こちらのクルマは、残念ながら少しクランクシールからのオイルにじみもあったようですが、量は明らかに少量で改善した様子。
次回の車検時に、タイミングベルトとまとめて交換作業をするか、乗り換えを検討するとのご返事でした。
オイルはクルマにとって血液のようなもの。
交換はもちろん、漏れなどありましたら、しっかり点検。必要なら修理しましょう!