花岡店・メカニック天野です!
今回は、車検で入庫のMRワゴンの作業
E/Gオイルパンパッキンの交換をご紹介します。
こちらはH15年式(MF21S)。オイル、ベルト、ブレーキオイルなどと同時に、オイルがけっこう滲んできていましたので
オイルパンのパッキンを交換することになりました。
オイルパンとは、エンジンの一番下側にある、エンジンオイルの受け皿のこと。オイルはエンジン内を循環していますが、エンジンを切ると、下に落ちてオイルパンにたまることになります。
大抵の車のオイルパンは、固まる液体パッキンを使用しています。エンジン・ブロックとの接合部分ですね。
経年劣化が起こると、ここからオイルが滲み出し、ひどくなると、漏れて駐車場などを汚すことになります。こうなる前に修理しましょう。
上の黒い部分がオイルパンです。
下の矢印のあたり。
エンジンオイルを抜き、オイルエレメントを取外します。周辺の緩衝しそうなものもはずしておきます。
オイルパンをとめているボルトをはずしたら、マイナスドライバーなどで、スキ間をちょっとコジて本体をはずします。
オイルパンをはずすとこうなります。
オイル・ストレーナが見えますね。
古いパッキンをきれいに剥がし、新しい液体パッキンを塗布します。もちろん、ブロック側もきれいに清掃しておきます。
固まるのがけっこう早いので、柔らかいうちにブロックにくっつけて、ボルトを締めていきます。
確認をしたら、新しいエンジンオイル、オイルエレメントに交換します。
エンジンをかけてみて、漏れがないか再度確認します。
これで作業が完了しました。
オイルの管理が悪いと、スラッジが溜まり、オイルがうまく循環しなくなります。
また、性能の落ちたオイルでは潤滑や冷却が十分できません。やがて他の部品にもダメージを与えていき、大きな修理が必要になってしまいます。
オイルは車にとって血液のようなもの。交換や、漏れの修理もしっかりして、快適カーライフを!!