カータウンメカニックです。
本日は車検の作業の中でスズキのラパン(HE33S型)のブレーキシューという部品の交換をさせてもらいました。
ブレーキシューは車のブレーキの中で主に後ろに採用されている「ドラムブレーキ」というブレーキの中の一部品です。実際にドラムブレーキのドラムカバーを外した状態の写真です。
ブレーキペダルを踏むと上の矢印の部分のピストンが矢印の方向に押し出され、
下の矢印の部分にあるブレーキシューが外側に開きます。
開いたブレーキシューはドラムカバーの内側に当たり摩擦でタイヤの回転を止める仕組みです。
このとき摩擦によってブレーキシューはだんだんと磨り減っていく為、
少なくなってきた頃合いで交換が必要になってくるわけです。
ここから実際に作業に入っていきます。
各部品を外しブレーキシューを摘出したところです。
下に垂れ下がっているのはサイドブレーキのワイヤーです。
外した部品です。(この写真に写っているブレーキシューは新しいものです)
こんなにも部品点数が多い為片側ずつ分解して、反対側と見比べながら慎重に分解していきます。
ブレーキシューを新しいものに交換し、分解した時と同じように向きや位置を間違えないように慎重に組み上げます。
その後微調整をして完成です!
主に車検や1年点検などの際しか確認する機会のないブレーキシューですので、
点検などの際にしっかりと残量を確認しております。