みなさま こんにちは!新三雲店メカニック 堤田です。
今回は30プリウスのロアアームブーツの交換をご紹介いたします。
記事を参考にされる方は自己責任でお願いいたします。
まずはお車のデータです。
年式 平成22年 5月
通称名 トヨタ プリウス
型式 DAA-ZVW30
走行距離 約170、000KM
まずはお車のお顔です
今回の作業の要点は
ナットが緩められるかどうかが最大のポイントです
それでは始めましょう。
ロアボールジョイントのナットが薄くてしっかり締まっている
のでなかなか緩みません。
余談ですがナットをタガネで叩いても決して緩みません
それくらい固く締まっています。
そこで工具を加工します。
丸みのある部分を削り,できるだけナットの根元から
工具がかかるようにします。
作業前に潤滑剤をナットに吹き付けておきましょう。
今回はそれでも力を加えると工具が外れてくる場合もあります。
そこでもうひと工夫です。
タガネをドライブシャフトのアウタージョイントとメガネレンチ
の間に差し込みます。
※タガネを強く入れすぎるとアウタージョイントが変形すると思います。
ドライブシャフトブーツバンドにも傷つかないように注意です。
今回はこれで何とかまわりました。
ナットが外れてもボールジョイントのボルトが圧入状態です。
ドライブシャフトがあるのでリムーバーも入りませんし、
いい工具が無いので赤丸の周辺をハンマーで叩けば外れます。
※もしアルミ製のナックルに亀裂が入れば要交換です
そして何とかブーツが外れました。
ロアアームからジョイントを外さなくても作業できます。
組み付けは逆手順で大丈夫です。
何とか出来ました。
今回は出来ませんでしたがナットはできれば交換したいですね。
サービスマニュアルではナックルを車体から外しての作業に
なっています。
確実ですが時間がかかりすぎますし工賃も高額になります。
みなさまの参考になればいいなと思います。