こんにちは。
カータウン・メカニック天野です。
今回ご紹介するのは、オーバーヒートで入庫のジムニー(JA12W)H9年式です。
いろいろ点検しましたが、ラジエター本体と、冷却水サブタンク内の水がほとんどない状態。
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大きな水漏れはありませんでしたが、冷却水を入れて暖機してみると、ラジエターのアッパー側とロア側で水温がかなり違う?これはサーモスタットが怪しいと、交換してみます。
↓サーモスタットって?
このF6Aエンジンは、エンジン上側にサーモケースがあるので、交換しやすいです。
かなり傷んでそうです。
走行距離は約17万キロ。部品の寿命ですかね?
交換後、冷却水を入れてエア抜きをします。
暖機し、走行もしてみましたが問題なし。
しかし、一度オーバーヒートしているので、エンジンになんらかのダメージがある可能性があります。
お客様にご説明し、1週間後に様子を確認するためご来店いただくようお願いしました。
エンジンの冷却水は適正な温度があり、それを調整するもののひとつがサーモスタットです。温度が高くなっても開かなければオーバーヒートしてしまいます。
また、冷却水は高い圧力がかかっており、もしオーバーヒートした場合でも冷却水を足そうとすぐにキャップを開けたりしてはいけません!!高温の水が噴き出す恐れがあり、非常に危険です!!
最近水温計の動きがおかしい、ヒーターがきかなくなった・・・
などの症状が出たら一度御相談ください。はやめの点検で愛車の健康を保ちましょう!