みなさまこんにちは! 新三雲店 メカニック 堤田です。
今回はホンダ オデッセイのサイドブレーキランプ点灯
しっぱなしなのを修理させていただきましたので
ご紹介いたします。
まずはお車のデータです。
年式 平成15年 8月
通称名 ホンダ オデッセイ
型式 LA-RA6
走行距離 約120,000KM
こちらがお車の顔です。
サイドブレーキランプ警告灯がメーターの中にあります
デザインはこちらです。
普段お車に乗られている方なら
おなじみのサイドブレーキを引いた時に
メーターの中で光る警告灯ですね。
とりあえず診断機を接続して診ますと
以下のような不良コードが出ました。
お車での場所はこちらです。
赤丸が「インレットソレノイドバルブ」が内蔵されている
ABSモジュレータという部品です。
黄丸がパワステオイルのリザーバタンクです。
ABSモジュレータをもっと近くで見てみます。
オイルで汚れていますね。
上から汚れているのでおそらく過去にパワステオイルを補充
する時にこぼしたのかなと思われます。
こちらはとりあえずキレイに掃除します。
キレイになりました。
サービスマニュアルでは一度リセットして再発がなければ
一過性(たまたま一度エラーが発生しただけ)なので修理が
終了になります。
今回の場合は再発がありませんでしたので「不良コード」
に関してはスッキリはしませんがこれ以上原因を追えないので
終了といたします。
それではもともとの警告灯の診断に戻りますが
サイドブレーキ警告灯のみ点灯する場合は
1、サイドブレーキを引いた時
2、ブレーキオイルリザーバタンクの量が減った時
以上の2つです。
とりあえずリザーバタンクの方から疑ってみます。
リザーバタンクの画像はこちらです。
赤丸部分がリザーバタンクです。(画像は修理後のものです。キレイです)。
このリザーバタンクに「浮き」が入っていてリザーバタンク内
のブレーキオイル量を常に監視しているという単純な
構造のものです。
診てみた結果ブレーキオイルは上限まで入っていても
その「浮き」が沈んでいたので強制的に引き上げてみると
警告灯は消えました。
ここで原因はリザーバタンク中の「浮き」の不良と確定しました。
そしてお客様のご了解の上リザーバタンクを交換いたしました。
(「浮き」はリザーバタンク内蔵式なんです)
外した部品がこちらです。
次は上から見てみます。
赤点の部分が「浮き」です。
それにしても中が汚れていますね。
今回のお車がどれくらいの頻度でブレーキオイルを
交換していたのかはわかりませんが車検の時くらいは
ブレーキオイルを交換しないといけないなと改めて
思いました。
今回は長くなりましたが、
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
せっかくお付き合いいただいても
何も特典がなくてすみません(笑)