みなさま こんにちは!新三雲店メカニック 堤田です。
今回はエアコンの風が出ないのを修理させていただいたので
ご紹介いたします。
作業の参考にされる方は自己責任でお願い致します。
あまり詳しい解説をされたものが無いので徹底解説に挑戦します。
まずはお車のデータです。
年式 平成21年 8月
通称名 スズキ キャリー
型式 EBDーDA65T
走行距離 約130、000KM
こちらがお車の顔です。
力強く、快適に、安心とともに。
とカタログの始めに書かれています。
それでは始めさせて頂きます。
まずは診断からです。
箇条書きにしていきます。
・原因はブロワモーターの故障、レジスター、風量スイッチが原因として多いです。
・3速のみ風が出ます
・ブロワーモーターはOK
・風量スイッチをオフから3速へ何度も動かします。
・2速は風が出るようになりました。
以上の事から風量スイッチの中で接触不良が起きていると考えました。
風量スイッチは中がサビで接触不良がおこりやすいそうなので
分解してみます。
・前面のパネルとエアコンのパネル、レバー類のツマミはハマッている
だけですので引っ張って外します。
・ラジオのビスを外しラジオを外します。
これで上の画像と同じようにな状態になります。
次に問題の風量レバーを外します。
・1本下からビスが止まっていますので外します
・赤丸部分がツメになっていますのでツメを押さえて
奥へ押し込みます。
・赤丸がカプラーです。2個ありますね。
(緑丸が先ほどのビスの取り付け穴です。)
取り出せました |* ̄ー ̄|
カバーを開けてみます
白い四角い部品を取り出します。
レバーは外さなくても取り出し可能です。
赤丸部分の接点が完全に黒くなっています。
キレイに磨き、グリスアップしました。
次は反対側です。
サビがひどいですね。
キレイに磨き、こちらもグリスアップしました。
こちらは接点の反対側です。
異常はなさそうです。
こちらが相手側です。
バネとボールが付いていてクリック感を持たせています。
何とか組み付けました。
後は逆手順で組み付けます。
ここで1つ注意点があります。
赤丸の中の電球が真ん中にくるようにしないとエアコンのパネルが
付きません。上手く入るとパチッと音がしました。
ここで少し手間取りました。
後は逆手順で大丈夫です。
ラジオのセッティングも忘れずにしましょう。
今回はこれで無事に直りました。
快適にこの夏を乗り切れるでしょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!