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トヨタ レジアス ブレーキパッド交換

こんにちは。
花岡店メカニック天野です。

今回は、車検でご入庫のハイエースレジアス(H11年式 116000キロ)のリヤブレーキパッド交換をご紹介します。

ブレーキは「摩擦」を利用して速度エネルギーを熱エネルギーに変え、その熱を空気中に放出することで減速を行っています。
この「摩擦」を発生させる部分が「ブレーキパッド」、「ブレーキシュー」と呼ばれる部分で、制動時には少しずつ摩耗することで焼きつくことなく制動力を発揮しています。つまり、使えば使うほど減っていくわけで、限界まで摩耗してしまったときは交換しなければなりません。
そ の摩耗する部分(ライニング)の摩耗限界はディスクブレーキのブレーキパッドの場合で2mm前後。点検時など、半分近く減っていたら(新品時の厚みは 10mm)交換を検討するべきで、もしも残りが2mm以下だったなら、ただちに交換する必要があるでしょう。また、充分残量があったとしても年数が経過し たものは硬化して効きが低下しているので注意が必要です。

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さて、ここからおおまかな交換手順です。
リフトアップしてタイヤを取り外します。
ディスクローターに覆いかぶさる形にセットされている部分が、ブレーキキャリパーになります。

 

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裏側からはめ込まれているスライディングピンボルトを外してキャリパーボディをずらすように下げます。

ブレーキパッドをシリンダーマウントからスライドさせるように取り外すします。
はずしたパッドを見てみると、新品のおよそ3分の1くらいの厚みでした。左側が外したパッド、右側が新品です。

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ブレーキパッドの裏側にパッドシムを組み付け、両端の凸部を横からスライドさせるようにしてリテーナーの凹部にはめ込み、奥までキッチリ押し込んでやります。

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パッドの摩耗に応じて飛び出したピストンをピストンツールで押し戻します。そして、面一まで押し込んだところで、パッドシムがズレないよシリンダーボディをはめ込み、スライディングピンボルトをセットして規定トルクで締め込みます。
なお、ピストンを押し戻すとブレーキフルードの液面が上昇するので、エンジンルーム内のタンクのフタを開けて、液が溢れないように注意しましょう。溢れそうならスポイトなどで吸い取っておきます。

あとは、タイヤなど元通り組み付けて終了。
ちなみに、ブレーキパッドを交換した際は、必ずブレーキペダルを何回も踏んで、踏みごたえが出るようにします。これを忘れると、最初は油圧がかかってないため、いきなりブレーキペダルがスコンと床までいってパニくることになります。(>_<)

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ブレーキパッドの厚みは新品時、約10mm。摩耗限界は2mm前後ですが、半分を切っていたら交換しておいた方がよでしょう。なお、ブレーキパッドは何 km走行で限界まで摩耗するとは一概にいえません。ドライバーによってブレーキの使用頻度はまちまちです。使用しているパッドの材質によっても違ってきま すし、3万~4万km走行を目安に残量を点検しましょう。